工法の種類(特徴と価格)
日本には、木造や鉄骨住宅など建築工法には様々な種類がありまた、それぞれに特徴が違います。ここでは6種類の建築工法の特徴についてご紹介していきます。
※表示している概算金額については当社の請け負う金額ではなく、一般的な価格を掲載しています。
木造軸組工法(在来工法)
当社の建てる工法です。木の温かさを感じることのできる日本ではおなじみの木構造の工法です。
複雑な工法のため大工さんの腕次第の感もありますが、最近では工場で木材加工し現場で組み立てるなど大工さんの建築工法にも変化がでてきているようです。
価格は50万円前後/坪ですが業者や建築内容により開きがあるようです。
2×4工法
北米で主流の木造建築の工法です。
枠材の断面がツーバイフォー(2×4)であることからその名が付きました。木造軸組工法の構成が「軸」なのに対して、「面」で構成するのがこの工法の特長です。
柱の代わりに壁、梁の代わりに床や天井で支えることで耐震性を上げています。このことは、阪神大震災でも被害が少なかったことからも裏付けられています。価格は60万円前後/坪ですが昨今の景気の状況から見積もりを数社から取るのもいいでしょう。
プレハブ工法
プレハブ工法では、木質系プレハブ工法、ユニット系プレハブ工法、鉄骨系プレハブ工法に分けられます。まず、木質系プレハブ工法は、木質系の材料を利用し方式も様々な方法が可能です。最近は、性能面から軸組み方式よりパネル方式が利用されることが多いようです。
次にユニット系プレハブ工法ですが、工場でほとんどユニット化され現場では組み立てるだけの規格化された工法です。最後に鉄骨系プレハブ工法ですが、軸組構造と壁構造とが併用された工法で、工場で大量生産することで工期が短く品質の安定した納品を供給しています。
価格は65万円前後/坪です。ツーバイフォーより若干高めになっています。
重量鉄骨造
鉄骨づくりには、重量鉄骨と軽量鉄骨の2種類があります。主に材料の厚みで区別され、厚さが6ミリ以上のものを重量鉄骨、6ミリ以下のものを軽量鉄骨とされています。
重量鉄骨は、大きな空間を作ることができ、間取りの自由度が高いことが特徴として上げられます。ビルや工場、スーパーマーケットなどに適した構造になっています。
価格はグレードにもよりますが70万円~100万円/坪と費用に幅があるようです。
鉄筋コンクリート造(RC造)
鉄筋コンクリート造とは、補強されたコンクリート(Reinforced Concrete)の略で、RC造とも呼ばれます。鉄筋とコ ンクリートのそれぞれの長所を生かした耐久性としなやかさを併せ持っているのが特徴です。
コンクリートは火災や錆などから鉄筋を守り、鉄骨はコンクリートの引張力の弱点をカバーします。耐震性、耐久性にすぐれていますが費用も高価で工期も長くなります。
価格は重量鉄骨の70万円~100万円/坪と同じかそれ以上になります。
ログハウス
一言で言えば丸太小屋で木材を積んで壁を作っていきます。奈良の正倉院(日本古来のログハウス)の校倉(あぜくら)造りがログハウスと同じ工法で現存しています。
木の断熱性の高さから暖房効果があり、結露もすくなく以外に火災に強いところが特徴です。余計な内装がないためシックハウス症候群の心配はないようです。
価格は、50万円~80万円/坪のようですが、仕様や土地の環境などにより変化するようです。