在来浴室にユニットバスを拡張して設置-高槻
在来浴室にユニットバスを入れる場合のデメリットとして、設置作業する為のクリアランススペース(両サイド5cm合計10cm以上)が、必要になるので、通常であれば10cmは小さくなってしまいます。
設置されている浴室の広さは95cm。奥行には問題ないのですが、広さが95cmから85cmになり又、ユニットバスの規格サイズも考慮しないといけない為、更に広さが制限されてしまいます。
綺麗なユニットバスになると言っても、小さな浴槽ではお客様にとっては、あまり良いリフォームとならないでしょう。
今回のユニットバスの設置について、外壁を拡張できれば広さについては、問題ないのですが予算的な問題もある為、外壁は触らずに広さを100cmのユニットバスを設置しました。
在来浴室はタイル張りで内寸95cmとなっています。斫り機で在来浴室を解体していきます。
解体作業中です。浴室のタイルガラや内装材を剥がして、むき出しの状態に。
斫り作業を終えてから給排水の立ち上がりや捨てコンクリートの準備を行います。
ユニットバスを設置する高さと床の高さを計算し、ユニットバスの基礎コンクリートの高さを計算します。
一定期間の養生を終えたユニットバスの設置スペース。外壁に面するヶ所は断熱材がありませんでした。
外壁を拡張することなくユニットバスを設置していますので、ユニットバスが飛び出していますね。
廊下側の壁を解体しているので、設置もしやすく廊下側のクリアランススペースが必要ありません。
手前に引き戸を設ける事によって、引き戸分の厚みで、飛び出していたユニットバスを隠すことができます。廊下側の壁全体も薄壁にしている為、あまり違和感の無いよう造作します。
ユニットバスの完成。在来浴室から、ユニットバスに変更しつつ広さのサイズアップもしています。
浴室の入り口には洗面化粧台がありトイレの入口とかち合うようになっていました。
洗面化粧台は20cm程、外部に持ち出します。(色が変わった部分は防蟻塗料)
外壁の拡張については、構造用合板に防湿シート、外装材で外壁を仕上げます。
トイレの扉も洗面化粧台が邪魔していてあまり開かなかったのですが、外壁を拡張することによって開くようにしています。洗面化粧台の設置完成です。