新築の作り方-高槻
高槻市の新築工事になります。
地盤調査を行います。建物が立つ周囲を建物の下、数十mに渡って調査し土中の状態(やわらかいのか硬いのか)を調べます。
地盤調査の結果、やわらかい場合は、そのまま建物は建てられませんので、セメントを流し込み地盤改良を行う必要があります。写真では、重機を使って穴を掘り、重機についている杭の先端からセメントが流れ出る様になっています。
セメント杭を流し込む場所は荷重がかかる建物の柱が立つ箇所になります。
防湿シートで基礎全体を覆い、土中の湿気を建物伝わらないようにします。
型枠作業。捨てコンクリートで作ったベースに図面と照らし合わせて墨出しを行い型枠を設置します。
配筋 施工中 1日中作業をすると腰が曲がるので、何度も立って腰を動かし、トントンと腰を叩いてはしゃがんでの繰り返し作業。
配筋 完成 こんなに入れるのと施主はびっくりされますが、第三者機関により配筋検査が入りますので、入れないといけないのです。
型枠完成 セメントを流し入れる前段階になります。セメントが流れても動かないようガチガチに型枠を固定します。
スランプ検査 当日、コンクリートミキサー車から出して調査します。
セメントを流し込む前にコップ(スランプコーン)にセメントを入れてひっくり返した時の高さで強度を確認します。
セメント流し込み ベース部分と立ち上がり部分を分けずに1発で流し込んでいきます。トンカチなどで型枠を叩きながらバイブレーターを使って、気泡を取り除きながら流し込んでいきます。
土台は虫害や腐食に強い檜(ひのき)で直接土台と接しないように基礎パッキンを敷き積めその上に設置します。
棟上げ作業1 プレカット(工場でほぞ穴加工)をした材料を使うので、組み立てる作業は早いです。
棟上げ完成 工場で精度の高いプレカット技術のある現代では、棟上げのスピードが速く感じ、朝棟上げ作業を開始して、夕方には棟上げが完成します。
屋根 防水フェルトを貼ってからカラーベスト葺きの屋根にします。
棟上げした後は、ひねりに弱いので外周部をコンパネで覆い、建物を水平直角一直線にするため、サポートをしながら水平を出し、間仕切りや筋交い等を入れていきます。
内装床はフローリングで段差レス仕上げ。
ベランダ防水に必要ありませんが、モルタルを流し込む事に。
以上で新築の作り方完成です。